タイトル:はるまで、くるる。
メーカー:すみっこソフト
ジャンル:恋愛ADV
発売日:2012/4/27
プレイ時間:11h
原画:師走ほりお、笹井さじ、広瀬まどか(SD原画)
シナリオ:渡辺僚一
公式HP:
はるまで、くるる。■攻略
記載にない選択はどれを選んでも分岐には影響しない。
4日目
「さわらない」→「さわらない」→BADEND
「さわる」選択で晴海√END
最初から初めて「煙突を初めてみた日」を選択
0日目
「手を引っ込める。」
1日目
「自然にしてればいいと思うぜ」→BADEND
「そういう秋桜もいいと思うぞ」
ハーレム→晴海→秋桜→冬音→静夏の基本一本道のストーリーとなる。
■感想・レビュー
最初はエロゲーらしくきゃははうふふのハーレム状態から始まります。
学校に通っているにも関わらず主人公とヒロインしか登場せずに少し不気味な世界です。
ハーレムルートが終わるとこの作品の本番が開始です。
晴海√と秋桜√は前座ですが、起承転結の「起」と「承」にあたるので「転」のための重要な伏線がいくつかはられていきます。
「転」と「結」は本当に驚きの展開で話が気になって仕方がなくなります。
主人公の痛い気持ちがわかるなかでの、最後のハッピーエンドは素晴らしいものでした。
SFものなんですが、がちのSFというわけでもなく舞台設定のために近未来に設定したという感じです。
うまく舞台装置が聞いているおかげで、ストーリーの演出に非常に良い影響を与えていて納得の行く説明もしっかりできており綺麗にまとまっています
BGMもいいのばかりですね。雰囲気に合っていて素晴らしいと思います。
OPの曲も電気式華憐音楽集団なので俺得で最高です。
■画像とか
静夏とバールのエドガーくんの組み合わせがシュールすぎて笑いがとまらない。ヂュフフ。

プレイしてないといみわからないけどしゃべるAAが出てくるw

秋桜ちゃん(*´Д`)ハァハァ

■総評
ストーリーとしてはループを利用した作品のため、あまりネタとしては新しくないと思います。
ベースになる作品を上げるなら火の鳥「未来編」あたりでしょうか。
と言っても、オチを楽しむ作品ではなくそれを利用したストーリを楽しむ作品だと思います。
決して大作といえるほどのボリュームはないですが、やるべきことをしっかりこなして、自分なりのアレンジも入れるという基本をしっかり抑えているので十分に楽しめました。
ボリュームは少々小さいですが、これ以上に話を長引かせるとエンディングのカタルシスが失われると思いますし。
日常パートもテンポが良く良いですし、シナリオも中盤以降はぐいぐい引っ張っていくのでいい作品です。
「はるまで、くるる。」というタイトルも春まで繰り返すというのは絶望でもあり希望でもあり本当に面白いタイトルですね。
2012年(8月時点)は良作がないと言われますが、この作品は十分にベスト10に入りそうですね。
希望というテーマかはわかりませんが、こういう作品は最近少ないと思うのでぜひプレイして欲しいです。
エンディングを迎えるとタイトル画面が変わります。

ついでに年表(クリックで拡大)


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