原題:skyfall
日本公開:2012/12/1
監督:サム・メンデス
007の50周年記念の今回の作品。
過去の007を見ていると、にやりとなる展開が幾つも出てくる感じですね。
(007は古い作品はあまり見てないですが、ネタ程度に幾つか知っていたので楽しめました)
開始からオープニングの曲が入るまでと序盤の上海でのスパイ対決は、近年にないくらいよくできたアクションでした。
上海のビルの対決とか光と影の演出がすごく良かったし、あそこのシーンだけでもBD買ってもいいかなと思います。
後半は少し息切れした感じもしまたしたけど、それでも十分にレベルの高い出来かなーと。
今回のラスボスはスーパーハッカーだったりしますが、ボンド側はアナログな武器で立ち向かったりとその対比をかなり明確にアピールしている感じがします。
シルヴァが結構イカレタ感じのキャラのはずだけど、いまいちそこの表現が薄かったのが残念だったかな。
ボンドの影の部分を具現化したのがシルヴァって感じで見ていたけど、その影の部分をもう少しでていれば。
まあ、そこが強くなりすぎるとダークナイトみたいになるから難しいだろうなあ。
また、ボンドガールが実質Mだったり、シルヴァがマザコンっぽい感じと見ていてなんかチンケに思えてしまうんだよなあ。
興行収入はかなりのものだけど、正直言ってそこまでのものかなと思えてしまう。
なんか全体的に歪な感じを受けてしまいます。
そもそもハッカーとか出てくるとトランプのジョーカー的な感じで何でもありになってしまうしあまり好きになれないですし。
カジノ・ロワイヤルのほうが面白いと思うし、今回は期待し過ぎたのか原因なのかな。
それでも、十分面白いと思うし2時間半と長丁場だけどあっという間に終わった感じでしたし。
ネタバレのストーリー
トルコでスパイ対決→Mの指示ミスでボンドに射撃がヒット→MI6本部爆破→
ボンド復活→相手組織がシルヴァ(元MI6メンバ)と判明→
ボンドがシルヴァの基地に乗り込みシルヴァ捕縛→シルヴァがMI6から逃げ出しMの暗殺に向かう→
ボンドとMが逃走→スカイフォールで待ちぶせ→Mとシルヴァが死亡→END
こちらは007を見たことない人でも楽しみる良作
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