タイトル:ラブレプリカ (Garden)
発売日: 2013/12/20
ジャンル:純愛ミステリーノベル
原画:高田一廣 シナリオ:蘇芳立花
プレイ時間:16h
最新パッチ: なし
■攻略
以下を参考にして100%確認しました。
藍→みずほ→鈴→千佳→怜→咲子(→メメント・モリ) のクリア順がいいかと思います。
怜、咲子が物語の核心を付いているのであとに持ってくるのがいいと思います。
■感想・レビュー
公式HPを見ると学生のバンドに見えるけど、お話の本筋はクローン(ラブレプリカ)をテーマにした近未来モノのなかなか重い話です。
GODSという不治の病を治すための臓器移植の提供者となるクローンに人間性はあるのか?というのテーマの一つだと思います。
バンド要素は実はあまり無かったりしますので、青春モノを期待してしまうと思わぬ肩透かしを食らってしまうかなと思います。
舞台としては、バンドの合宿中に鈴が死ぬ年と、それからの2年後になります。
1年目から、クローンの話がちょくちょくでてきますが、適当に流しておいてよいかと思います。2年後の話でフォローが割りかし入るので。
シナリオは全体的に良いほうかと思います。破綻も特にはないように思えますので。
日常ののりが古い感じだったり、説明がくどいのも昔のエロゲー感を感じます。
絵も最近のはやりではないので、昔からエロゲーをやっている人たちには特に抵抗なく出来るのかなと思います。
購入した理由としては、2013年の2chベストエロゲの感想を読んでです。
最近には少ない部類のシナリオだったので気になっていたのですが、発売日に買う勇気が出なかったのですが感想を見て買いました。
好きなシーンは難しいですが、千佳ルート全般ですね。
千佳はロリ枠っぽいのであまり興味がわきませんでしたが、千佳ルートをやることによって、このゲームで一番好きになりました。
■画像とか
みずほちゃんのぐぬぬかわいい。 リンリンもかわいい!
千佳ちゃんの顔芸も( ・∀・)イイ!!
結構エロいと思います。 (*´Д`)ハァハァ
■総評
良い意味でも悪い意味でも古臭い感を全体的に感じるため、人によって会う合わないがすごく大きそう。
シナリオ的には綺麗にまとめていますが、日常パートがものすごくつまらないのがしんどいですね。
突如、真面目パートも入ったりするのでメリハリがあるはずだけど、それを感じないのが苦しい。
おそらく説明文的なところが多すぎるのが原因なんだろうと思う。プレイの感覚としては元長柾木の作品をやっている感じと似ている気がする。
一言で言うと全体的に「くどい。」のでテンポが悪いのだと思う。
もうすこし、テンポの良さを上げてさえくれればもっと人気作になったのではないかと思う。
まあ、なんだかだと言って佳作の作品といった感じは拭えないけど最近のエロゲが飽きたり昔からエロゲをやっている人には進めていもいいかなと思う。
あと、よく比較されがちなカズオ・イシグロ著の「わたしを離さないで」とは類似性は確かに感じました。
正直読み物としては、「わたしを離さないで」を読んだほうが良いかと思いいます。
以下、自分の中で整理も含めてネタバレ
1st鈴=人間の藍 ・・・メメント・モリでA-10死と言っているけど、2ndの主観であると思われるため人間だと思われる。
2nd鈴=ラブレプリカ藍 ・・・1stが死んだ混乱で2ndが藍になっている。合宿中に死んでいる。A-10死のためラブレプリカ。
3rd鈴=ラブレプリカ鈴 ・・・移植した腎臓がGODSを発症しないのでラブレプリなのは間違いなし。
ルベライト試薬の欺瞞 ・・・「人類」「ラブレプリカ」「第三者」で第三者にも陽性。人類=第三者のクローン。
古き良きエロゲー
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